「生活保護 改悪 引き下げ 反対
~それぞれの 心・言葉の 背景にあるものを 知る~」
2013年 2月18日制作 制作期間 8日
横120㎝ × 縦90㎝
「クモの巣」に張られている「生活保護」の文字は、「生活保護」が厳罰化され、ガチガチに縛られているというのを「クモの巣」で表現しました。
そのクモの巣に縛られている「生活保護」を、みんなで「改悪反対」の旗を掲げながら、虹色の羽の橋を渡り、「本当の意味の生活保護」を取り戻しに行く旅に出ました。
そして、無事に取り戻すことができ、アフロヘアーのスーパーマンのマントに「生活保護」の文字が誇らしく掲げられ、みんな安心して、のびのびと暮らしています。
今回も新しいキャラクターおさるの「モンキチ」が登場!!「クモの巣」は、ビーズを使い一針一針縫いました。
今回のメッセージに込めた思いは「生活保護」を利用する経緯は人それぞれで、いろいろな背景があり、いろいろな問題を抱えています。
制度を利用したからといって、すぐに就職ができる人もいれば、できない人もいる。。。
例えその人が、元気に見えて昼間からお酒を飲んでしまったり、ギャンブルをしてしまっても、そのような行為をしてしまう「その人なりの理由があるのだということ」そのような行為に至るまでの「その人の様々な背景があるのだということ」。。。
そして「働くことが怖い」という人の「言葉の背景」には何があるのか。。。ということにもっと耳を傾けて欲しい。。。という思いがあります。
でも、その一方で「生活保護利用者の方が自分達よりも得をしている」と言う人達もまた、そのような言葉を発する「言葉の背景」があるということ。
そういうことを、お互いが歩み寄りながら、断裂するのではなく、一緒に考えていきたい。。。という思いを込めたメッセージです。
《作者「M」プロフィール》
生活保護利用者。
「メッセージクロス」の作品を通して、自分自身を表現しています。
「NPOもやい」で、毎月第三土曜日「女性限定リラクゼーション」のボディケアの仕事をしています。
※この記事のリンク用短縮URLです。⇒ http://nationalminimum.xrea.jp/mc15